ちょうど一年前にまぶたのパーツから作り始めたロボット作りが、
前回までにこれくらい進んだ。
何をどうしていいかさえ分からなかった1年前と比べると随分進んだものだと感慨深い。
そして中国の春節のため、新しい部品を作ってもらうことができなかったので、
チマチマとこういう部品を削り出したり、
モーターにとりつけたり、
口の中のパーツを削り出したりして春節が明けるのを待つ。
とりあえず頭から首にかけてはここまで。
春節が終わると上半身を跳ばして土台となる腰を作ってもらう。
腰は最も基本となる部分で、強度のために厚めの金属を使用する。
厚いパーツを組立てる。設計図通り寸分の狂いもなくはまるとチョー気持ちいい。北島康介の気分である。
これはずいぶん前に作っていたモニターの部品。
そして家具用の取っ手である。
それらを組み立てる。
そして配線を行う。
電力は電源コードで外部から取得する。
まるでヱヴァンゲリヲンのアンビリカルケーブルだ。
ロボットアニメの金字塔、ヱヴァンゲリヲンは「アンビリカルケーブル」というケーブルで電力の供給を受ける(切断しても5分は動ける)。
ロボットを作るとエネルギー問題に直面する。人間のような(もしくはそれ以上の)動きをするには膨大なエネルギーを必要とするが、バッテリーを搭載すると重くなり、重くなると俊敏に動けない。
その問題を解決するためにドラえもんは原子炉を搭載しているし、アイアンマンはアークリアクターという都合の良いフィクション上の発電機関を有している。
ヱヴァンゲリヲンのように外部から電力の供給を受けるというのは現実的だ。
そしてこれが主電源スイッチだ。ロボットが暴走したり、自我が芽生えたり、人類に対して反乱を企てたりしたらOFFにする。
反乱を企てるのはまだまだ先になりそうだが…。
1年前のコロナウイルスはなにやら得体の知れない恐ろしさがあった。今も恐ろしいことには変わりはないが多くの人が慣れていると思う。1年で状況は大きく変わるのだ。
第9話へつづく