借りすきゃなで本自炊

標準

どーも(^-^)/岡本です!

記事タイトルの通り、スキャナを借りて、本を自炊しました。

自炊というのは、今、一部で問題になったり、流行ったりしている『書籍の電子化』の事ですが、

やってみて、これってかなり『革新的』な事なんじゃね??
と思ったので書きます。

一般的に書籍を電子化するとメリットとして、

・場所を取らない
・重い本を持ち歩かなくても良くなる
・本の内容を検索可能

とか色々と言われていまして、当然、僕もそんなこたぁ知っていた訳です。

でも紙の手触りとか、『手軽さ』とか電子書籍には無い良さも有るよね~と言う人は多いし。
僕もどちらかというとそっち派でした・・・f(^-^)

実際、聞くとやってみるとでは大違いだなあ。結構便利じゃん!と思った訳で、

電子書籍ってなんか便利だよ実際…って言うと、予想外に賛成する人は少ない。
…いや、あえて言おう!今の所、ゼロであると!

否定的な人には、まあ騙されたと思って、ぜひやって貰いたいと思います。

んで、何が良いのか?って事について。

なんか、めちゃめちゃ便利になってオールオッケーだぜ!イェーイ!とは言いません。
だが確実に良いのです。

この良さを例えて言えば、

昔はみんなMD・CDに曲を入れて持ち歩いてました。
僕が10年前にタイムスリップして、MDよりmp3の方がMD入れ替えたりしなくて良いので、
便利だよ!って教えても、
『いやいやMD入れ替えるのなんか、たいして面倒な作業じゃない。』
って言う人も多いでしょう。
『それよりCDをデータにする方が面倒じゃん』
って言う人も多かった事でしょう。

でも結局、そんな事を言っていた人もみんなiPodで聞き始めたのと同じ様に。
その時に起きたインパクトが書籍の電子化にも起こりそうだと思うのです。

そうは言うものの、僕も作業始める前は本を切るという行為に抵抗があって、
“もしかしたら読み返すかもしれないけれど、多分読み返す可能性は非常に低い本”を電子化する事から始めました。

昔のプログラミング言語(VisualBasic)の本。こんなのマジで読み返さないけど、もう手に入れようとしても手に入らない。だけど専門書はデカイので場所だけ取る。こういうのをやるべきだ!

んで、やってみると。
もしかすると僕だけじゃないかも…と思うのですが、
大半が読み返す可能性の低い本だという事に気付かされる訳です。

読み返す可能性が低い本を所有し続ける事は部屋のスペース的な事を考えると、とても非効率的。

更に…実は、書籍の電子化は、やっぱり手間がかかる作業な訳です。
スムーズに行けば良いけれど、紙がスキャナを通るときにくしゃくしゃになったり、
平均すると10~15分で1冊くらいという感じでしょうか。結構遅いです、僕の場合。
でも、やる価値はあると思います!

また、僕のモノの所有という感覚において、

・所有しつづける
・手放す

という2択だった訳ですが、

・電子化して捨てる

という新たな選択肢が得られる事。これ・・・新しいと思いました。
という事で、

・捨てたくても捨てられない的な物を捨てられる。
・部屋が片付く様になった。
・部屋が片付くと気分がいい。

というのが個人的なメリットです。

CDがMP3になった事よりもっと大きな影響が出てきてます。
なぜかと言うと物理的に本の方がCDよりもデカイから。

もしかすると、今まで部屋にモノが多すぎたのか…。

そして、サーバーを所有している人は(持ってない人はレンタルスペースを利用して)、
電子化したデータをサーバーに上げておけば、世界中どこにいても読めるという事です。

例えば会社に居て、自分の家の本棚にある本を見たい時は
一旦、家に帰って見るのですが、電子化していれば、
会社からでも自分の家からでもその本を読む事が出来ます。

あと電子化に必要な道具ですが、僕の場合レンタルしました。

ネットで借りて♪自宅に届き…ってやつです。

本を裁断する裁断機なんかは絶望的なくらい巨大ですし、電子化して部屋が片付いても巨大な裁断機が残ったら意味無いです。

値段も僕が借りたやつ一式で7万くらいしますが、レンタルだと5日で8千円弱。

今回初めて利用しましたが、あれも便利です。

裁断機は定期的なメンテナンスも必要ですが、レンタルならメンテナンスされていますし、
使った後は返却すれば良いので、邪魔にもなりません。

モノを買うのじゃなくて(電子化する)機能に対してお金を払うという感じで。
HaaS(Hardware As A Service)ってところ?

んで、今回の事を総合して考えると、

今は不景気でモノが売れないとか言っているけれど、
それは単純に『もはや部屋に新しい商品を納めるスペースが無い』と考えられるなあ。と。

だからレンタルは便利だし、電子書籍は可能性がある。

日本がこのまま『モノ作り大国』であり続けたら、日本は必ず失敗する。『(デジタル)サービス大国』でなければいけないのに。
少し気になるのは、日本においては既得権益を守る為に、わざとデジタルを不便にして、そのせいで色々なものが全部海外勢に持って行かれている気がする。

電子書籍に限った話、出版業界の処し方を見ているといつぞやのWalkmanのSONYを見ているよう。

SONYはWalkmanで独占的な地位を持っていたけど、既得権益者を守ってユーザーに不便なWalkmanを作って全部Appleに持っていかれたんですよね。確か。