どーも(^-^)/岡本です。
突然ですが、
チロルチョコって、美味しいですよね。
値段もリーズナブルなので義理チョコの代名詞ですが、
今回はこの、
チロルチョコを、チョコレートで作ります!
…は?
何言ってんだこいつ。
チロルチョコは元からチョコレートだろ。
…と、思うかも知れませんが、まぁ、読めば分かります↓↓↓↓↓↓↓↓↓
それでは、まずイラストレーターというパソコンソフトで、元となるチロルチョコのパッケージを作成します。

そして、そのデータを元に加工用のデータを作ります。(↑は加工のシミュレーションです。)
続いて、

このCNCフライス盤という機械を使っていきます。
CNCフライス盤とは、簡単に言えば、今流行りの3Dプリンタの逆の機械です。
3Dプリンタが樹脂を積み上げて形を作るのに対し、CNCフライス盤は材料を削り出して形を作ります。

この高速で回転する刃が前後、左右、上下に自由自在に動き、形を削り出していきます。
実は、この刃は少しでも無理な力が掛かると折れてしまい、一本数千円もするので折るとかなり痛いです。

一本折りましたけど、イラストレーターで作ったデータそのままの「生クリーム入り」が出来ました。
その様な感じで、

他の部品も、どんどん作っていきます。

そして出来上がったパーツを、弁当箱の蓋に並べ、

食品用シリコンを計量し混ぜます。

このシリコンは二種類の液を混ぜ合わせると固まります。

気泡が入らない様に、弁当の蓋にそっと流し入れたら、一晩置きます。

翌朝、(見た目は変わってないですが)食品用シリコンが固まりました。

シリコンを蓋から剥がします。
フニャフニャしていてグミくらいの硬さです。
続いて、

チョコレートを買って来て、

刻んで、

湯煎して融かします。
そして、先ほどのシリコン型に流し込みます。

冷蔵庫で冷やして固めた後、シリコン型からチョコレートを抜けばパーツが完成…
…するハズだったのですが、

チョコレートが型から抜けません。
何度やってもバリバリに割れてしまいます。
ネットで調べると、シリコン型にバターを塗ると抜きやすいという情報も見つけましたが、それも上手く行きませんでした。
あれ?これ、不可能なやつじゃん!
そんなに甘くなかったですかね。
チョコレートだけど。
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と、半ば諦めていた所、
ふと、気付きました。
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シリコン型はフニャフニャなので、
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こんな感じで型からチョコレートを割らずに抜くことが出来ます。
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しかし今回の様に、チョコレートに穴があると、
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この部分が引っ掛かって割れるんじゃないかなと。
それなら、
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これだったら行けるかもしれません。
そして、
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チョコレートを全体的に大きくすれば強度もアップするはずです。
という事でやり直します。

穴は貫通させず(非貫通型)で、大きさを1.5倍くらい大きくしました。

再びチョコレートを流し入れ、

固めます。
すると、

今度は型からうまく外せました\(^∇^)/
次に、

100均で買って来た色付きチョコレートを穴に流し入れます。

こんな感じで表面張力っぽく、はみ出してしまったので、

フォークで刮ぎ取ります。

同じ要領で繰り返します。
同様にして他のパーツも作り、

融かしたチョコレートで接着します。(フォークで押さえて固定しています)
正面からそれっぽく見えれば良いかなと思って、今回作ったのはこの3つの面だけです。
このまま固まるまで待ちます。
続いて、チロルチョコのミルク味を作ります。

再びCNCフライス盤でアクリルを削り出しました。
この黄色と赤のアクリル板は別々に削り出した物ですが、

ほら。ピッタリ!
CNCフライス盤って凄くないですか。
これを、

同様にシリコンで型を取ります。

100均の色付きチョコレートの白と黒を流し入れ、冷蔵庫にいれます。

固まったのこちら。
原型がピッタリだったので、こちらもピッタリとはまります。

こちらにも色付きチョコレートを流し入れ、フォークで余計な部分を刮ぎ取ります。

ミルク味も他のパーツを作り、チョコレートで接着します。
完全にチョコレートがくっ付いたら、

クルッとひっくり返します。

コーヒーヌガー味もひっくり返しますと。
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じゃーん!
チョコで作ったチロルチョコが完成しました!!
その名もチロルチョコチョコです。
結構良い感じに出来たんじゃないでしょうか。
本物と見間違える人もいるかも知れません。
…え?そこまでじゃ無いって思いましたか?
じゃあ、皆さん、
気付いてましたか?
今回の記事の一番最初の

この写真。
これは、チロルチョコ(本物)の写真ではなく、今回作ったチロルチョコチョコ(偽物)の写真でした。
良く見ると、

ほら。チロルチョコチョコって書いてありますね。
気になった方は最初を見直してみてください。
手作りチョコとチロルチョコの区別さえ付かなかった人のために「私の目はフシアナです」ボタン置いておきますね。
最初から見破っていた人のための「こんなん余裕っすわ」ボタンもあります。
いやぁ、今回は思った以上に大変な作業でしたわ。。。
とりあえず、こんな所です。では(^-^)/~
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(追記)
こちらの記事は、デイリーポータルZ様とオモコロ様が共催する「第1回 日本おもしろ記事大賞」にて佳作に選出していただきました。




