以前パッケージデザインを作ることがあり、調べてみてもパッケージデザインの詳細な記事があまりなく(中身の商品については結構ある)個人的に気になる商品を買ったらパッケージを記録しているパッケージデザイン考シリーズです。
今回は、いわずと知れたプロダクトデザインの先生Appleと、Nikeとのコラボレーション商品Apple Watch Nile+(Series4)です。
まだ発売されたばかりです。
Nikeとのコラボとのことで、純粋なApple製品とはちょっとデザインの趣きも違う気がしますので、そのへんも楽しんで見てみましょう。
ヨドバシの段ボール箱を開けます。ドキドキ。
パッケージはシュリンク包装されています。貼ってあるのは保証書なのでデザインとは無関係。
シュリンク包装を剥きますとこんな感じ。箱全体は黒色で、商品ロゴが白抜きされています。表面処理はマット(光沢なし)ですね。
Apple製品って白のパッケージが多い気がするのでこの時点でもう普通とは違います。Nikeとのコラボならではでしょうか。
裏側はこんな感じ。JANコード(バーコード)とケアマーク(プラ・紙)、説明などはシールに集約されています。シールになっているのは、発売国ごとにシール貼り替えで対応しているからだと思います。
しかしこの箱は、一見するだけではどうやって開けるのか分かりません。
こうかな?パコっと。
こうやって開きました。
しかし・・・この機構はヤバイですね。
この開け方以外はあり得ないと思いますが、見ていただくと分かる通り、開けると爪の部分に折り目がつくんです。2つ前の写真と見比べて下さい。
さて、そうした場合、
…どうやって封入してるんだ!?
という問題が。まるで魔法です。
考えても分からなかったので次行きます。
その外側の箱は、裏側にApple Watchの意匠が並んでいます。面白いですが、実にAppleっぽくない。
ベルトと本体は別の箱になっていました。
蓋身(ツーピース)方式の箱でパカっと開きます。ここからAppleっぽい。
説明書をどけるとこんな感じ。
本体はこちら。
本体です。
さて、こちらはベルト。
見えにくくなってしまいましたが蓋の裏にベルトの付け方があります。
じゃーん。パッケージデザイン考なので商品については特に触れずにおきます。以上です。
記事の趣旨と矛盾するのですが、Appleのパッケージデザインやプロダクトデザインは、安易に真似しないほうが良いですね。
Appleのデザインは世界的な大企業Appleが、圧倒的な資本の下で作っているものです。Appleもそれを狙ってやっている様に見受けられます。一般的な企業や個人では到底真似できる物ではないし、それを理解した上でエッセンスを参考にするくらいがちょうど良いかと思います。