どーも(^-^)/岡本です。
先日、スマホの電源ボタンを押したら、引っ込んだまま戻らなくなりまして、修理とか大変でした。
まあ、そんな事はどうでも良いのですが。
最近、商品のパッケージに興味を持っています。
物を買っても商品のパッケージはすぐに捨てていがちですが、調べて見れば、なかなか奥が深くて面白いです。たまたまダイソン(Dyson)様の掃除機を買う機会がありましたので、捨てる前に写真を撮って記録しておきました。
ダイソン様のプロダクトデザインは本当に素晴らしく、プロダクトデザイン「かくあるべし」という教科書みたいです。そして、もちろんパッケージデザインも同じように素晴らしいです。
ダイソンの掃除機のパッケージデザイン
こちらがパッケージの上から。白い背景にフルカラー印刷。表面処理はマット(光沢なし)にしている様です。
一般的に家電のパッケージ(梱包)は、ダンボール色(黄土色)に単色刷りが多く、その方がコストが安いはずですが、パッケージにもこだわっているのが分かります。
内容は商品の写真と最小限の文字のみで、情報量はかなり少なく、整理されている印象です。
材質はダンボールなので、多少クッションの役割も果たすと思います。
側面も同じく写真と最小限の文字のみの印刷でした。
こちらも情報は最小限で構成されています。
一方、反対側はうってかわって情報量が多いです。
注意書きや、バーコード、リサイクル識別マーク(プラ、ダンボール)や、配送時のケアマーク(横積禁止、壊れもの、水濡れ防止など)、シリアルナンバーなども表示されています。
リサイクル識別マークの表示は義務なので表示しなければなりません。
こちらは背面です。背面も情報量は多く、ジェームスダイソンさんのメッセージや、技術の説明などがあります。
面白いなぁとの思ったのがこの面だけ横向きになっている事です。
一個上の写真に『横積禁止』のケアマークがあるのですが、この面を読もうとして、この面の上側を上に向けると、禁止されているはずの『横積』になるという罠。
パッケージを開けるとこの様になります。裏側も表側と同じ様に白色にすることも出来たはずですが、裏面は一般的なダンボール色になっていました。
緩衝材などは使われておらずエコです。
Apple iPadのパッケージデザイン
続いて、こちらもプロダクトデザインやパッケージデザインのお手本、世界のアップル(Apple)様のiPad with Retina Displayです。
パッケージ正面から。背景の白地にフルカラー印刷で、表面処理はマット、商品のイラストのみです。
前述のダイソンよりも更に情報が少ないです。
さらに、iPadのイラストも、ほぼ真横から見たイラストになっている為、ほとんどが余白です。iPadとその薄さのみを訴求したデザインです。
もしかしたら、ディスプレイの視野角の広さも表現しているのかもしれません。
箱の材質も変わっていて、厚紙と思われます。ダンボール比べるとクッションとしての働きは期待できそうに有りません。電子機器なのに。
でも高級感は抜群です。
捨ててしまったのですが、これの更に外箱があったので緩衝材としてはそちらがメインなのかも知れません。
側面にはただ『iPad』の文字のみ。反対側も一緒です。
裏側には多少情報が有りますが、ほとんど余白です。
表示が義務付けられているリサイクル識別マーク、物流上必要なバーコードは付いてます。
しかし通常、バーコードは白地に黒ではっきりと印刷した方が読み取り率が高いはずですが、薄い色で印刷されています。
また、バーコードの大きさは規格で決まっていますが、かなり小さい気がします。何よりもデザイン重視という感じがいかにもAppleらしいです。
箱は蓋部分と底部分に分かれた、ギフトの箱などに良く用いられる組箱といわれる形状です。
高級感がある形状ですが、電子機器ではあまり見られません。
と、こんな感じで、ダイソン、アップルのパッケージデザインは共に白を背景にして、シンプルで分かりやすい所など、似たところも多いですが、それぞれに特徴的な工夫も見受けられます。
また、面白いパッケージデザインがあれば紹介していきたいと思います。
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追記
▼その他のパッケージデザイン考はこちらから↓↓
ミラーレス一眼(Nikon 1 J4)を買った&パッケージデザイン考
今更ながらiPhone5cを買った事とパッケージデザインについて
▼自分でパッケージデザインを作った話↓↓
素人の僕がオリジナル商品『鼻の穴皿』のパッケージ(化粧箱)を作った記録