リビングヒンジをCNCフライス盤で切削する実験

標準

どーも(^o^)/岡本です。

突然ですが、リビングヒンジってご存知でしょうか?

 

簡単に言えば、プラスチック製品の曲がる部分の事です。

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↑の中央にある様な感じ。

 

ポリプロピレン(PP)とかポリエチレン(PE)などを薄く成型して作るのですが、通常、射出成型で作成しています。

 

そしてリビングヒンジは、3Dプリンタでは作れません。

3Dプリンタは積層なので割れちゃうんですね。

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↑以前曲げてみた実験。

もしかしたら作れる3Dプリンタとか方法も有るのかも知れませんが、通常は無理です。

 

射出成型じゃなくても、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)を薄く削ったら、リビングヒンジを作れるんじゃないかと思ったので実験してみました。

 

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ポリプロピレン(PP)です。

PPは着色してなければこんな色です。

DSC_3937

こんな感じで削ってみました。

0.3mm残しています。

 

DSC_3938

曲がりますね。

 

ちゃんとしたリビングヒンジは10万回以上折り曲げても大丈夫らしいです。そこまでは実験できていませんが、数十回程度ではまだまだ全く問題ない感じでした。

 

と言う訳で、

PPを切削するとリビングヒンジがちゃんと出来ます。

切削で出来る事が広がりました。

 

今回はこんな所で。では(^-^)/~

 

 

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