どーも(^-^)/岡本です。
突然ですが、
「軽めの食事」や「重い料理」など、食べ物を“重さ”に例える事は良くありますよね。
(この写真は参考画像です。)
実際に「どのくらい重いか」を考えた事はあるでしょうか?
僕の中学時代に理科の先生が、電気の「ワット」は、『重さが何キロの物を何メートル、何秒で持ち上げるか』で表現できるという話をしていました。
それを思い出し、食べ物の重いとか軽い(つまり食べ物のカロリーが多いか少ないか)を、文字通りの重さで表現できるんじゃないかと思いました。
「コンニャク型のダンベルは軽い、ラーメン型のダンベルは重い」とか、「コンニャクダンベルを100回上げればコンニャクを食べたカロリーが消費でき、ラーメンダンベルを100回上げたらラーメンのカロリーを消費できる」というのは面白いんじゃないかなと思います。
しかし、いざ計算してみた所、ラーメン(350キロカロリー)ダンベルの場合、およそ
5トンです。
食べ物を重さで表現すると物凄く重くなってしまいます。
そこで、『米粒』なら重さを表現できるんじゃないかという事で、今回は米粒の重みをあらわしたダンベル『米粒ダンベル』を作る事にします。
では早速作って行きたいと思います。
まずは、発泡スチロールを用意します。
市販のダンベルの形を目安に、米粒ダンベルのおおよその形を発泡スチロールに描きます。両側の部分が米をイメージした形です。
そして掘ります。出てきたゴミは掃除機で吸い、これを繰り返します。
ある程度掘ったら水を注いで、何ミリリットルの水が入るかで、比重から完成時の重さを計算します。 しかし水を注いだら、水が漏れてしまいました。
水が漏れる発泡スチロールってあるのか。と新しい発見がありつつ、応急処置としてサランラップを貼ります。さらに、芯となる針金をグルグルにして入れました。
次にセメントを用意します。これは砂を混ぜなくて良い、水だけで固まるやつなので、凄く手軽です。
作った発泡スチロールの型に流し込みました。そこから、少し待ちます。
じゃーん!なんか表面が異常に気持ち悪いですが、奥までセメントが上手く流れ込まなかったみたいです。完全に固まる前に余計な部分をハンマーで割って除きます。ハンマーで叩いていたら、割れてはいけない部分にひびが入ってしまいました。
そこで、セメントを追加して、ヒビや穴を埋めます。追加した部分だけがザラザラになるのは初めて知りました。
これで、コンクリート製のダンベル(の芯)が出来ました。
ここからの作り方は、ネット上で模型を作っている先人の方々のやり方を参考にさせて頂きます(-人-)
コンクリートを石粉粘土で覆っていきます。コンクリートを石粉粘土の芯にしている例は見当たらなかったので、剥がれないかちょっと不安でしたが、ガッチリ食いつきました。ザラザラが効いている様です。石粉粘土はコンクリよりも細かい形も整えられるので整形に向いてます。
完全に覆って、形も整った所で紙やすりをかけたり、凹んでいる場所にはパテを盛ったりして更に形を整えていきます。ある程度の所でサーフェイサーを吹いてみたりしました。
米は白いので、塗装をしなくて良いかもと思い、僕は白のサーフェイサーをかけてみました。白だと傷や凹みは分かりにくい事に気づきます。
凹みや傷を発見したので、パテで埋めます。持ち手の部分はまだボコボコです。
これくらい滑らかにしたらそろそろサーフェイサーを吹いても良いかなと。結局、グレーのサーフェイサーを吹きました。グレーのサーフェイサーを吹くと、凸凹が良く分かる様になります。まだまだ全然ダメでした。
埋めてはヤスリ掛け、埋めてはヤスリ掛けを繰り返します。持ち手もツルツルにします。まだら模様がちょっと綺麗です。
だいぶツルツルになって来ました。重さを量ると予定(0.7キログラム)よりちょっと軽い。まあいっか。
マスキングテープでグルグル巻きにして、取っ手の部分に赤いスプレーを吹きかけます。
米粒ダンベルの完成です。
この『米粒ダンベル』は100回上げると、お米2つぶ分のカロリーを消費するというダンベルです。
通常、ダンベルっていうのは『キログラム』で表示されていますが、このダンベルは消費するカロリー量の食べ物を視覚化しています。
この『米粒ダンベル』の計算過程を説明しますと、米1合は571キロカロリーあると言われています。また米1合にはおよそ6500粒の米粒が含まれるので、つまり米一粒はおよそ88カロリーとなります。また重さ102グラムの物を1メートル持ち上げると1ジュールとなり、1ジュールは0.239カロリーです。ダンベル運動が30センチメートル持ち上げると考え、腕の重さを1.8キログラムとしたとき、米粒2粒分のカロリーを消費するには、0.7キログラムのダンベルを100回持ち上げる事に相当するのですが、こんな長くて細かい文章なんか誰も最後まで読まないと思う。
ちょっと難しい話になりましたが、この様に、運動で消費するカロリーは僅かですので、運動だけでダイエットはなかなか難しいです。