どーも(^-^)/岡本です。
先日、第3回雑貨大賞で一次審査を通過して頂いた「流れる醤油皿」の製作工程を、まだ公開してなかったので、順番が前後しますがこの機会に公開します。
最初の落書きレベルだとこんな感じでした。
まずは、似た様な物が無いかネットで検索してみたのですが、調べた限り無かったので、試作品を作ります。
最初、CADで作り始めたのですが、なかなか思った通りの形が出来ず、
結局、
手びねりの粘土造形で作る事にしました。
原型なので石粉粘土を使いますが、もし商品化する様な事になれば、鼻の穴皿と同様に、これを原型として磁器製にする計画です。
どんどん形状を作っていきます。
更にどんどん作ります。これは醤油が流れる部分ですね。
これで乾くまで待ちます。
古い石粉粘土を使ったので、乾くと全体的にシワシワになってきました。
パテを使って溝を埋めていきます。
サーフェイサーというスプレーを吹き付けて、細かい傷を消すと同時に、全体を灰色にして凹凸や歪みを見えやすくします。
ご覧の通り、形はまだまだボコボコしています。
凹んでいる所に
パテを盛って、
ヤスリで削り、
パテを盛って、
ヤスリで削り、
を延々と繰り返します。
大まかな形はすぐ出来ますが、そこから形を整える方が何倍も時間が掛かりますが、見た目の変化はほぼ無いので写真は省略します。
だいぶつるんつるんになってきましたね。
白い部分は石粉粘土、黄色はパテ、グレーはサーフェイサー、ピンクは瞬間接着パテです。
こんな感じで、マーブル模様になって綺麗です。
完成間近で、一部を破壊します。
こんな感じで、パテを使って出っ張りを追加しました。
この出っ張りはワサビを乗せる部分ですね。
再びサーフェイサーを吹いてみますと、最初に比べて随分とツルツルになりました。
このあたりで一度シリコンで型を取って置きます。
作ったシリコン型に
二種類の液を混ぜると固まるレジンという液を流し込みます。
キタキタキターー!
ほぼ固まった。
こんな感じで、バックアップを作っておくと万一ミスした場合でも安心です。
再びサーフェイサー(白)を吹き付けて。
これ以上は不毛なので、とりあえずの完成です。
別角度から
最後に光沢になるトップコートを吹き付けますと磁器に質感が似てきます。
撮影を行うと、こんな感じになりました。
「流れる醤油皿」は「鼻の穴皿」以来の皿を作ったのですが、製作工程はこんな感じでした。
とりあえず今回はこんな所で。では(^-^)/~