「流れる醤油皿」を作った記録

標準

どーも(^-^)/岡本です。

先日、第3回雑貨大賞で一次審査を通過して頂いた「流れる醤油皿」の製作工程を、まだ公開してなかったので、順番が前後しますがこの機会に公開します。

 

nagareru_rakugaki

最初の落書きレベルだとこんな感じでした。

 

まずは、似た様な物が無いかネットで検索してみたのですが、調べた限り無かったので、試作品を作ります。

nagareru_cad

最初、CADで作り始めたのですが、なかなか思った通りの形が出来ず、

 

 

結局、

DSC_3605

手びねりの粘土造形で作る事にしました。

原型なので石粉粘土を使いますが、もし商品化する様な事になれば、鼻の穴皿と同様に、これを原型として磁器製にする計画です。

DSC_3608

どんどん形状を作っていきます。

DSC_3609

更にどんどん作ります。これは醤油が流れる部分ですね。

 

これで乾くまで待ちます。

DSC_3655

古い石粉粘土を使ったので、乾くと全体的にシワシワになってきました。

パテを使って溝を埋めていきます。

DSC_3663

サーフェイサーというスプレーを吹き付けて、細かい傷を消すと同時に、全体を灰色にして凹凸歪みを見えやすくします。

ご覧の通り、形はまだまだボコボコしています。

 

 

凹んでいる所に

 

パテを盛って、

ヤスリで削り、

パテを盛って、

ヤスリで削り、

 

を延々と繰り返します。

 

大まかな形はすぐ出来ますが、そこから形を整える方が何倍も時間が掛かりますが、見た目の変化はほぼ無いので写真は省略します。

 

DSC_3683

だいぶつるんつるんになってきましたね。

白い部分は石粉粘土、黄色はパテ、グレーはサーフェイサー、ピンクは瞬間接着パテです。

こんな感じで、マーブル模様になって綺麗です。

DSC_3694

完成間近で、一部を破壊します。

DSC_3699

こんな感じで、パテを使って出っ張りを追加しました。

この出っ張りはワサビを乗せる部分ですね。

DSC_3702

再びサーフェイサーを吹いてみますと、最初に比べて随分とツルツルになりました。

IMG_20160330_071137

このあたりで一度シリコンで型を取って置きます。

 

IMG_20160330_201937

作ったシリコン型に

IMG_20160330_202356

二種類の液を混ぜると固まるレジンという液を流し込みます。

 

IMG_20160330_202433

キタキタキターー!

IMG_20160330_202458

ほぼ固まった。

IMG_20160330_204306

こんな感じで、バックアップを作っておくと万一ミスした場合でも安心です。

DSC_3715

再びサーフェイサー(白)を吹き付けて。

DSC_3998

これ以上は不毛なので、とりあえずの完成です。

DSC_4000

別角度から

DSC_4016

最後に光沢になるトップコートを吹き付けますと磁器に質感が似てきます。

撮影を行うと、こんな感じになりました。

 

「流れる醤油皿」は「鼻の穴皿」以来の皿を作ったのですが、製作工程はこんな感じでした。

とりあえず今回はこんな所で。では(^-^)/~

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です