デング熱が心配なので『蚊取りペットボトル』を日本用に改良する実験

標準

どーも(^-^)/岡本です。

デング熱が、日本で70年振りに患者が確認されたそうです。

僕は蚊に刺されやすい体質なので心配しています。

どれくらい刺されやすいかと言うと、学生時代の寮では「岡本の居る部屋では蚊に刺されない(=僕が刺されてる)」という伝説を作ったほどです。

そのため、蚊に対しては日頃から人並み以上に忌々しく思っていました。

この機会に蚊を大量殺戮する方法を考えたいと思います。

そして、何かヒントが無いかなと、ネットで検索すると、

蚊取りペットボトル

というものがあるらしいです。

簡単に作れて、フィリピンでは絶大な効果を上げている様です。

数万人の命を救った「蚊とりボトル」とは? ペットボトルで簡単に蚊を撃退する方法

仕組みは、ペットボトルにイースト菌と糖類を入れ、発酵させます。

すると、二酸化炭素が発生し、人間が吐く息の二酸化炭素と勘違いした蚊を引き寄せ、捕まえるという物です。

でも、この蚊取りペットボトルですが、致命的な問題があります。

それは日本では取れない事です。

蚊取りペットボトルは日本でも効果があるのか?作って試してみた結果

Googleで検索しても、日本での成功例はありませんでした。

フィリピンで効果を上げているのに日本では効果がありません。

それってもしかしたら、気温が日本の方が低いからじゃないかと思うのです。

ネット情報だと35~40度じゃないと、イースト菌が活発に活動せず、二酸化炭素が上手く出ないみたいです。

そこで、

温度が低ければ、温めてやればいいじゃないっ!

と、言う訳で、蚊取りペットボトルを温める実験をします。

 

しかし、どうやって温めればいいのか、さっぱり検討もつきません。

ニクロム線とかに電流を流せばいいのでしょうか。

熱くなり過ぎても困ります。

35~40度の温度に保ってくれて、安くて、ペットボトルに丁度良い大きさで、乾電池で動く様な都合が良い物ないかなぁ。

そんなうまい話が…

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ありました。

これ、USBドリンクウォーマーです。

パソコンのUSBに差し込んで、マグカップに入った飲み物を保温する物で、38度くらいで維持してくれます。

これを、以前停電した時に作った電池ケースと繋げると、持ち運びも出来ます。

さらに、蚊は人間の体温にも反応して近づいてくるらしいので、ドリンクウォーマーの熱に引き寄せられる可能性も大です。

これなら行けるかも知れません。

 

では、まずは蚊取りペットボトルから作っていきます。

 

材料は以下の通りです。

  • ペットボトル 1.5~2リットルくらいのもの
  • お湯 200ミリリットル
  • ブラウンシュガー 50g(普通の砂糖でも良い)
  • イースト 2g(ドライイーストでも良い)

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まずはペットボトルの上側1/3を切断します。

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次にブラウンシュガーが無かったので、代わりの黒砂糖を50グラム用意します。

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ペットボトルに黒砂糖を入れ、お湯を入れ混ぜます。

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お湯が40度くらいになるまで待ちます。

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ドライイースト(2グラム)を、ちゃんと40度になってからペットボトルに入れます。

40度より熱いとイースト菌が殺菌されてしまいます

イースト菌は混ぜずに置いておきます。

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ドリンクウォーマーを巻き、エネループを接続します。

少し置いておくと、発酵が進んで泡が出てきました。

お酒みたいな匂いがします。

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ペットボトルの上側を逆さに取り付け、テープで固定し完成です。

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最後にダメ押しで、僕の汗を染み込ませたハンドタオルを巻きます。

この為だけに近所を一時間ジョギングしてきました。

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電池を交換しながら、一週間後

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蓋を開けてみます。

濁っていて蚊が取れているかどうか分りません。

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トレイに移してみました。

コバエが数匹入っているだけで、蚊は一匹も入ってませんでした。

結果は失敗です。

うーん、残念(-_-;)

蚊取りペットボトルを温めても、日本では蚊が取れませんでした。

蚊取りペットボトルが日本でうまく行かない原因は、温度以外にありそうです。

気が向いたら、またリベンジします。

今回はこんな所で。ではまた(^-^)/~