『ひじき用鼻の穴皿』を作る

標準

どーも(^o^)/岡本です。

さて、突然ですが、僕は「ひじき」がほぼ唯一の苦手な食べ物です。

ひじき生産者の方には本当に申し訳ないのですが、小学校の頃から大嫌いでした。

給食で年に2回くらい「ひじき」が出てくるんですが、もう絶望です。

あの真っ黒な色は、食べ物の色じゃないでしょ。

それにあの味も。

そして、一番の問題はあのヴィジュアルです。

ひじきって、毛っぽくないですか?

 

更に言えば、太めな感じが鼻毛っぽいです。

そんな事を以前から考えていたので、ふとこんな事を思いつきました。

「鼻の穴」の形をした皿を作り、ひじきを盛り付けると、鼻毛に見えるはず!

と、いう訳で、ひじき用鼻の穴皿を作ろうと思います。

実は実際に作成したのはちょっと前の話です。その工程をご紹介したいと思います。

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まずは絵を描いてイメージを固めていきます。

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大体の完成イメージが固まったら、次に石粉粘土でざっくりと形を作っていきます。

(以下、自作フィギュアを作っている先人の方々を大いに参考にさせてもらいました(-人-))

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どんどん形を作っていきます。

皿として使うためには、中に入れた食べ物がこぼれないように、「ふち」の部分を作らなければなりません。

でもこのままふちを作ると鼻の穴っぽさが無くなる気がします。

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そこで、当初のラフデザインとは変えて、ほうれい線の部分を「ふち」にしました。

あと、あまり鼻の穴が深いと皿として使った時、洗いにくくなってしまうので、鼻の穴はある程度埋めました。

大体の形は出来ましたが、粘土特有の表面のボコボコ感が綺麗になりません。そこで

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Mr.SSPという萌え萌えなパテで全体をコーティングします。

こんなパッケージだと買う時勇気が必要ですが、パッケージ以外に萌えの要素は皆無です。

Mr.SSPは、粉と液体が入っていて、その2つを混ぜると硬化します。

SSPというのはS(瞬間)S(接着)P(パテ)の事らしいですが、その名前の通り、ガッチリくっつくのと、流動性があるので表面が滑らかになりやすいです。

ただ粉なので、風や、息で舞うので、ちょっと扱いにくい気もします。

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Mr.SSPで滑らかにしても、凹んでいる部分がありました。

そこを滑らかにする為に、まず、凹み部分にパテ革命モリモリという『パテ』を盛っていきます。

「パテ革命モリモリ」はMr.SSPよりは乾くのに時間がかかります。

裏側にも塗ってしまい、置けなくなったので、乾くまでの間、写真の様に超能力を使ってちょっと浮かしておきます。

(本当はカメラで撮る時フラッシュを焚くとなぜか浮いている様になりました)

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乾いたら紙ヤスリで磨き、盛った部分を滑らかにしていきます。

途中で紙ヤスリからヤスリスティックに変えました。

ヤスリスティック使いやすいです。

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こんなものかな。という所でサーフェイサーというスプレーを吹き付けます。

サーフェイサーを吹き付けると、色が統一され、滑らかではない部分がよく分かる様になります。

ついでに細かい傷も消えます。

更に磨きます。しかし、スケジュールの関係で、ある程度の所で切り上げました。

続いて最終の仕上げに入っていきます。

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肌色のタミヤカラーを吹きつけてみました。

ちょっと肌色だと生々しい気がします。

実際にこの肌色の状態で、ひじきを乗せて、「色映え」がするか確認してみました。

しかし、肌色だと皿っぽさがなく、あまり良くない印象です。

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最終的には白色にしました。

白だと皿っぽいです。

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ひじきを乗せた状態がこちら。

うん、鼻毛!

ひじきの色が引き立って良い感じです。

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おまけ、ケチャップとマヨネーズを乗せてみました。

こんな感じで、「ひじき用鼻の穴皿」ひとまず完成です。

撮影に使用した「ひじき」はスタッフ(僕)がおいしく頂きました。

というか、あれ?ひじき美味しい…。

 

(追記)

この「ひじき用鼻の穴皿」は『雑貨大賞 ヴィレッジヴァンガード×慶応義塾』のコンテストに応募した所、ファイナリストに選出されました。

鼻の穴皿が雑貨大賞ファイナリストに選出されたので複製を作った話へ続く。

(更に追記)

この『鼻の穴皿』を商品化する事が出来ました(⇒ヴィレヴァン様にて『鼻の穴皿』の予約注文が開始された話など)

※この記事では試作品のため材料に石粉粘土を使用しましたが、製品は白磁器製です。

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