チョコで倉敷美観地区のジオラマを作る!その2 色々な実験をする

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チョコで倉敷美観地区のジオラマを作る!その1 3Dモデルを作ろうの続きです。

どーも(^-^)/岡本です。

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前回は倉敷美観地区の3Dモデルを作成しました。

今回は倉敷考古館をチョコレートで作成していくのですが、色々と実験しながら進めていきます。

 

倉敷考古館の模型をCNCフライス盤で削り出す

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まずは3Dソフトで倉敷考古館の(ひさし)を別パーツにします。

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次にCNCフライス盤で削るための経路データを作ります。

↑の黄緑色の線は加工用の刃(エンドミル)が通過する経路です。

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そして、今回の加工の為に購入した加工用の刃(エンドミル)です。

3本で8千円弱。3本も要るの?と思うかもしれませんが、折れちゃうからです。割と簡単に。

正直、コストが凄いです。チョコレートジオラマは僕なんかが手を出してはいけない、貴族の遊びかも知れません。

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さて、制御ソフトを起動して、実際に加工を開始します。

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この様に加工が完了しました。

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完成したものがこちら。

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次の工程の為に、なまこ壁を深めに彫ってみましたが、そんなに深くは感じないですね。

 

倉敷考古館の模型のシリコン型を取る

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食品用シリコンを用意します。

A液とB液を同じ量混ぜ合わせると固まります。

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ちゃんと重さを計り、

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混ぜます。

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混ぜたら、泡が入らない様にゆっくりと注ぎ入れます。

大体8時間くらいで固まります。

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翌日、固まったシリコンを型から抜けばシリコン型の完成です。

 

新しい色のチョコレートを作る

続いて、新しい色のチョコレートを作る実験をします。

何故、そんな必要があるかと言えば、チョコぴつチョコペンは色数が限られています。

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ちょこぴつだと10色。

チョコぴつチョコペンを混ぜて新しい色を作っている例は、ネットで僕が調べた範囲では無かったので手探りで行います。

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100均で売られている絞り袋を用意します。

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絞り袋を取り出すとこんな感じです。

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チョコぴつ(白と黒)を温めて

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絞り袋に入れ、指でビニールの上から混ぜてやると、グレーを作る事が出来ました。

先をハサミで切り取れば、そのままチョコレートを流し込んで使えます。

 

シリコン型にチョコレートを流し入れる

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そして、先に作っていたシリコン型に、新しく作ったグレーと、白、黒のチョコレートを流し入れます。

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十分に冷やして固め、シリコン型から抜いた所がこちらです。

間違って扉の下の部分も、グレーで埋めてしまいました。

とりあえず、これは試作なのでこのまま続けます。

そして恐らく、このチョコレートジオラマで最難関かつ、倉敷らしさを表現する為に最重要な、なまこ壁を作っていきます。

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考えたなまこ壁の作り方です。(横から見た図)

白色チョコレートの溝に、黒色のチョコレートを流し入れ、なまこ壁を表現します。

そのために、少しなまこ壁は深めに彫っておきました。

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あれ?ダマになるんですけど…

 

 

 

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とりあえず全部に流し入れましたが、上手く黒色チョコレートが白色チョコレートに沿ってくれません。

もっと全体を大きく作れば、少しくらいダマになっても目立たないですが、そうするとジオラマ全体が果てしなく巨大な物になってしまいます。

なんとかこの大きさで綺麗ななまこ壁を表現したいです。

次に考えたのが、

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白色のみ別の型でパーツを作り、作った白色のパーツを型に乗せ、黒色を裏側から流し込むという方法です。(分かりにくくてすみません)

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白色のチョコレートが無くなってしまったので紫を使用しました。

実験の為一部のみを作って試しました。

しかし、この方法はチョコレートの強度が足らず、チョコレートを型から抜く時にボロボロになってしまいました。

うーむ…正解が見えません。

続きます。

チョコで倉敷美観地区のジオラマを作る!その1 3Dモデルを作ろう

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どーも(^o^)/岡本です。

以前、チョコレートでパンのあれ(バッグクロージャー)を作ったり、

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チョコレートで料理ミニチュアを作ったりした所、大変好評を頂きました。

そこで、今回の企画では、ちょっと大きいものを作ろうと思います。

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倉敷美観地区を、チョコレートで作りたいと思います。

チョコレートで作るジオラマですね。

 

3Dモデルを作ろう

まずは、チョコレートの型を削りだす為の3Dモデルを作ります。

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最初に↑この倉敷考古館の建物を3Dで作ります。

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異常にシンプルですが、後で細かいディティールは追加します。とりあえずこれで。

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倉敷考古館を地面に乗せます。

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埋め立て工事を行って、地面を拡張していきます。

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川舟を浮かべ、対岸を追加します。

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豆菓子専門店「豆吉本舗」様(写真中央)を追加します。

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を架け、倉敷考古館も少し伸ばします。

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更に土地を広げていき、川に下りる階段を加えます。

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豆吉本舗様に細かいディティールを追加していきます。

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とりあえず一旦ここまで。

チョコレートにした時の強度や、どう色分けするか、どの方向からチョコレートを抜くかを考えながら作っていきます。

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塀の上の瓦を作ります。

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最初に作った倉敷考古館に細かなディティールを加えていきます。

まずは入口を加えます。

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庇や窓を加えます。

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次に、なまこ壁を作ります。

なまこ壁とは、平らな瓦を並べ、隙間に漆喰を盛り付けた壁の事で、倉敷美観地区の象徴です。

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コピー&ペーストでなまこ壁を貼り付けてます。

貼り付けていくと、他のパーツとの接続部分にポリゴンの隙間や重なりが生じます。

これらは放置すると後の機械加工の工程で都合が悪いので、辻褄を合わせる作業を行います。

この辻褄を合わせる作業が、地味で滅茶苦茶時間が掛かる上に、見た目はほとんど進まないため、心が折れそうになります。

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倉敷考古館(前面)が完成しました。

やばい。もう心が折れそう。

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倉敷考古館のなまこ壁を流用する形で、豆吉本舗のなまこ壁も作ります。

しかし、倉敷考古館のなまこ壁はほとんどが水平に並んでいるのに対し、豆吉本舗は大半が斜め45度になっていて、あまり流用できません。

めんどくさいですね。

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だいぶん出来上がってきましたが、まだまだ先は長いです。

つづく?(気力が)

(追記)

チョコで倉敷美観地区のジオラマを作る!その2 色々な実験をするへ続きます。

小顔になろうとして『巨大一円玉』を作ったら芸術家に間違えられた話

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どーも(^-^)/

頭(顔)が大きい事には定評があります。岡本です。

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僕は頭が大きすぎて小学校の頃の赤白帽は特注でしたし、集合写真を撮る時に後ろの列に立っても、前の人より顔がデカイという事は多々あります。

遠近法を完全無視する顔の大きさです。

そんな僕が「小顔で写真に写りたい!」と願うのも自然な流れでした。

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